犬張子 いぬはりこ
犬張子は、人面に似せた顔をした犬をかたどった一対の置物で、犬筥(いぬばこ)とも称されている。御帳台(みちょうだい・宮殿内に設けられた寝台)の帷(かたびら)の裾に鎮子(ちんす)として据えられた獅子・狛犬にその起源が求められ、邪気を祓う意味合いがある。また祝儀の際の寝所に置かれ、反古紙(ほごし)を捨てるために用いられたといわれている。尾張徳川家の菩提寺(ぼだいじ)・建中寺(けんちゅうじ)に伝えられた。
【江戸時代 18世紀 建中寺蔵】
犬張子は、人面に似せた顔をした犬をかたどった一対の置物で、犬筥(いぬばこ)とも称されている。御帳台(みちょうだい・宮殿内に設けられた寝台)の帷(かたびら)の裾に鎮子(ちんす)として据えられた獅子・狛犬にその起源が求められ、邪気を祓う意味合いがある。また祝儀の際の寝所に置かれ、反古紙(ほごし)を捨てるために用いられたといわれている。尾張徳川家の菩提寺(ぼだいじ)・建中寺(けんちゅうじ)に伝えられた。
【江戸時代 18世紀 建中寺蔵】