牡丹蒔絵印籠 附 木彫鮑根付

牡丹蒔絵印籠 附 木彫鮑根付 ぼたんまきえいんろう

「印籠」ははもともと印判や印肉を収める容器を指す名称でしたが、江戸時代には本来「薬籠(やくろう)」と呼ぶべき、薬を入れ腰に下げる小さな容器も印籠と呼ばれ、流行しました。裃を着用した際には、必ず右腰後ろにつけるのがしきたりともなっていました。印籠は、金具で構成される刀装具とともに、江戸時代には武士のおしゃれ、あるいは男のアクセサリーとして重要視されました。

【江戸時代 18-19世紀】