八橋蒔絵提重

八橋蒔絵提重 やつはしまきえさげじゅう

提重は行厨(こうちゅう)・花見弁当とも呼ばれます。提手が付いた枠組に、重箱・徳利(とっくり)・皿 ・盃などの食器類を納めることができるピクニックセットで、江戸時代に普及しました。枠組や重箱には、杜若と板橋が蒔絵で表されています。これは『伊勢物語』第九段に因む意匠です。

【江戸時代 18~19世紀】