源氏物語図屛風<br /><small>六曲一双のうち(部分)</small>

源氏物語図屛風
六曲一双のうち(部分)
げんじものがたりずびょうぶ

『源氏物語』から適宜場面が選ばれ描かれた屏風で、右隻には「桐壺(きりつぼ)」「若紫(わかむらさき)」「若菜(わかな)上」「空蟬(うつせみ)」「藤裏葉(ふじのうらは)」、左隻には「澪標(みおつくし)」「紅葉賀(もみじのが)」「末摘花(すえつむはな)」「野分(のわき)」「浮舟(うきふね)」の場面が金雲で区切られ描かれている。話の筋に添った順ではなく、右隻に春夏、左隻に秋冬の代表的な場面が取り上げられ、四季の構成をとっている。
写真は、朱雀院行幸の日、源氏(挿頭に菊)と頭中将(挿頭に紅葉)が青海波を舞っている「紅葉賀」の場面である。

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【江戸時代 17世紀】