菊折枝蒔絵香炉箱 きくおりえだまきえこうろばこ
香道に用いるための香盆と香炉2口を収める香炉箱である。公家の近衛家出身で尾張家に嫁いだ福君の婚礼調度は、濃密な総梨子地(そうなしじ)に菊の折枝を散らした意匠から「菊折枝調度」と呼ばれる。総数210件余りを数え、現存する江戸時代の大名婚礼調度としては最大の規模を誇る。
【江戸時代 19世紀】
香道に用いるための香盆と香炉2口を収める香炉箱である。公家の近衛家出身で尾張家に嫁いだ福君の婚礼調度は、濃密な総梨子地(そうなしじ)に菊の折枝を散らした意匠から「菊折枝調度」と呼ばれる。総数210件余りを数え、現存する江戸時代の大名婚礼調度としては最大の規模を誇る。
【江戸時代 19世紀】