唐物丸壺茶入

唐物丸壺茶入 からものまるつぼちゃいれ

丸壺とは、頸(くび)が長く立ち上がり胴が球状に膨らんだ茶入の形のことで、室町時代には既に茶入の基本的な形態の一つに数え挙げられていた。
本品は、きりりと切り立った頸と張りのある丸い胴のバランス、そして胴の肩から垂れた一筋の黒釉の景色が魅力的な茶入である。胴の中央には沈線(ちんせん)がめぐる。

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【中国・南宋-元時代 13-14世紀】