堆朱人物虎図印籠

堆朱人物虎図印籠 ついしゅじんぶつとらずいんろう

書院床に飾る印籠とは、江戸時代の腰に提げる薬盒(やくごう)ではなく、印章や印肉を入れて、書院に備えた道具である。通常、三段あるいは四段の重箱形の容器が用いられ、印章・印肉・糊などを各段に分けて収めた。室町時代以降の書院飾りでは本品のような彫漆が好まれた。平成3年(1991)購入品。

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【中国・明~清時代 17-18世紀】