古銅鶏香炉 こどうにわとりこうろ
日本では、鎌倉時代後期以降、中国などからの舶来品である唐物(からもの)を珍重する趣味が流行した。中でも、漆工品や陶磁器と並んで愛好されたのが古銅や胡銅と呼ばれる銅器の花生や香炉である。これらは、座敷飾りの道具として用いられ、特に、近世以降の大名家では、本品のような鶏や鴨の香炉が好んで採り上げられたとされる。
【江戸時代 17-18世紀】
日本では、鎌倉時代後期以降、中国などからの舶来品である唐物(からもの)を珍重する趣味が流行した。中でも、漆工品や陶磁器と並んで愛好されたのが古銅や胡銅と呼ばれる銅器の花生や香炉である。これらは、座敷飾りの道具として用いられ、特に、近世以降の大名家では、本品のような鶏や鴨の香炉が好んで採り上げられたとされる。
【江戸時代 17-18世紀】