釈迦・寒山・拾得図<br /><small>伝雪舟等楊筆</small>

釈迦・寒山・拾得図
伝雪舟等楊筆
しゃか・かんざん・じっとくず

中幅には無精髭(ぶしょうひげ)を生やす釈迦が描かれる。これは、苦行によっては解脱(げだつ)することができないと悟り、修行していた山を離れた時の姿である。左右幅の寒山・拾得は、中国の天台山国清寺(こくせいじ)にいて奇矯(ききょう)なふるまいを繰り返した僧(隠者)で、実は文珠(もんじゅ)・普賢(ふげん)両菩薩であったとされる。

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【江戸時代 17世紀】