鉄絵雲鶴兎文水指

鉄絵雲鶴兎文水指 てつえうんかくうさぎもんみずさし

絵高麗(えごうらい)の名で伝来したが、朝鮮半島の作品ではなく、実際は中国北方の磁州窯(じしゅうよう)で作られたと考えられる水指である。梅瓶(めいぴん)と呼ばれる小さな口の付いた壺を、肩までの上部を削り取って水指に転用している。
白化粧を施した胴の側面の三方に、それぞれ雲鶴文・立鶴文・兎文が鉄絵で表されている。
遠州流8世・小堀宗中(そうちゅう/1786~1867)による箱書が添う。

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【中国・明時代 15世紀】