金箔置紅糸威具足

金箔置紅糸威具足 きんぱくおきべにいとおどしぐそく

尾張徳川家9代宗睦の養子・治行(はるゆき/1760~93)が着用した甲冑である。もとは小札(こざね)に金箔を置き、紅糸で威した華やかな造りだったが、明治時代の火災により、部分的に焦げや皮革の縮み、汚損が生じた。近年の修復により、金箔を補い、焦げた革や糸を交換して、当初の華やかな姿がよみがえった。

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【江戸時代 18世紀】