刀 金象嵌銘 正宗磨上  本阿弥(花押)<br />名物 池田正宗

重要文化財

刀 金象嵌銘 正宗磨上 本阿弥(花押)
名物 池田正宗
かたな きんぞうがんめい まさむねすりあげ ほんあみ
めいぶつ いけだまさむね

この刀は身幅が広く、姿に豪壮さがあふれ、相州物の典型ともいうべき作品で、沸出来の変化も巧みに現われている。戦場往来を物語る大きな打ち傷が、中程にある。 享保名物牒には伊達政宗─池田長吉─徳川秀忠─尾張家へ伝来したとある。また『埋忠銘鑑』によれば、慶長12年(1607)池田長吉の命により埋忠寿斎が金象嵌を施したとある。

【鎌倉時代 14世紀】

刃長67.0 反り1.8 茎長19.7

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