狂言面 狸

狂言面 狸 きょうげんめん たぬき

「狸の腹鼓」の後(のち)シテに用いられる専用面である。夫狸を漁師に射取られた女狸が尼に化け、殺生をやめるように説教するが、見やぶられる。狸は腹の子が不憫だからと命乞いし、そのかわりに腹鼓(はらつづみ)を打って見せることになり、尼の姿から狸の正体をあらわし、腹鼓を打ちつつ漁師と興じる。

【江戸時代 18-19世紀】

縦17.9 横15.0

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