能面 白式尉

能面 白式尉 のうめん はくしきじょう

 「〈翁〉は能にして能にあらず」と言われるように、一つのストーリーをもった演劇ではなく、天下太平・国土安穏・五穀豊穣・子孫繁栄を祈る神聖な儀式としての性格を持っています。白式尉は、翁のシテが直面に翁烏帽子(おきなえぼし)をいただき、翁狩衣(おきなかりぎぬ)姿で登場し、舞台上で舞う時だけ掛ける面(おもて)です。

【室町時代 16世紀】

縦19.8 横16.3

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