重要文化財
百花百草図屏風
(右隻)
ひゃっかひゃくそうずびょうぶ
金箔地に豊かな色彩で描かれた花々により、右隻から左隻へと四季が展開していきます。ときおり画面の上端から現れる藤・難波茨などの花木や、背の高い蒲・藤袴、ボリュームのある薄・萩など、花の配置によってリズムが創り出されており、作品に深みを与えています。色彩と構成があいまって、パラダイスを思わせる美しい空間が織りなされた作品です。
【江戸時代 19世紀】
作者:田中訥言筆
六曲一双
岡谷家寄贈
各隻 縦155.2 横353.8