法華曼荼羅蒔絵経箱 ほけきょうまんだらまきえきょうばこ
法華経・開結経十巻を収める経箱。格狭間(こうざま)のある入角の基台に、法華経法の本尊法華曼荼羅を意匠化した甲盛蓋(こうもりぶた)、入角の二段重ねからなる豪華な経箱です。蓋表中央に丸い水晶を嵌め込み、下には極彩色の多宝塔の絵を納められています。その周囲に12個の水晶を、身の側面にも同様に水晶が嵌められ、各水晶下には、法華曼荼羅の諸尊を表す梵字が置かれています。
【鎌倉~南北朝時代 14世紀】
一合
総高14.6/台 高3.3 縦28.6 横17.9/箱 高11.6 縦27.2 横16.1