重要文化財
大名物
白天目
しろてんもく
古くより白天目の名碗として名高い、徳川将軍家・尾張徳川家・加賀前田家の各家に伝来した三碗のうちの一つです。茶道具の名物を品種別に記した『玩貨名物記』(万治3年〈1660〉序)にも記載がある。武野紹鷗(たけのじょうおう)が所持し、紹鷗の孫である仲定から尾張徳川家初代義直(よしなお)に献上されました。
見込や胴の釉溜まりは、ビードロ調をなし、和物天目として白眉の作品です。
【室町時代 15-16世紀】
高6.4 口径12.1 高台径4.2