紺紙金字華厳経
巻第四
こんしきんじけごんきょう
唐の実叉難陀訳の『華厳経』80巻の内の一帖です。高麗時代は仏教が隆盛し、仏画・経典が数多く製作されました。ことに紺紙金字経は独得の様式を持っており、日本・中国とも異なり一見してそれと知られます。折本装であること、縦が31cm前後と大きく、界高が20cm前後と余白の部分が広いこと、精緻な線描の見返絵を持つことなどがその特徴です。
【高麗時代 14世紀】
一帖
縦31.0 長11.0