丸木橋図三所物
無銘 祐乗(後藤家初代)
名物
まるきばしずみところもの
無銘であるが、流水のくくりに初期後藤家の特徴がみられ、丸木橋の重厚な彫り、および文様の構成から、後藤祐乗(1440~1512)の作と思われる。彫りは赤銅の地に波文が肉彫(ししぼり)、丸木橋が高彫(たかぼり)である。本品は徳川家康所用と伝えるが裏付ける史料は無い。
【室町時代 15世紀】
目貫 各長4.0 幅1.4
笄 長21.0 幅1.4
小柄 長9.6 幅1.4